スマートな記事、無骨なタイトル

私が参考にするには知的水準が高すぎるブログなんだけど、「人目を引くタイトルのつけ方」に忠実なのが、個人的には好印象。そこはカッコつけずに泥臭くいきます、みたいな。「いいもの」をきちんと大勢に届けるのって、やっぱり大変なんだな。ま、大勢に届けたい情報を持っていない私には、関係ないな。

Evernoteとか使ってる人は、きっとこういうページとかを入れてるんだろうな。私はというと、こういうのは読んだそばから忘れていくのを「よし」としているので……。ザッと読んでみて、「こういうチートシートをことあるごとに参照したら役には立つだろうけど、人生、上を見てもキリないし、どうでもいいな」と。

テレビの生活情報番組なんかを見れば役に立つ情報はいろいろ得られるが、私はメモを取ったりしない。せっかく番組を見たのだから、ちゃんと先人の知恵を吸収して、イザというときに活用したら……って、結局さ、そうやって頑張って生活を改善する意義を感じていないんだよね。

だったらどうして読書猿さんの記事を読むのかといったら、やっぱり漠然とした不安があるからなんじゃないかな。あるいは、何か夢を見てる。で、読んでみて、「あー、この内容なら今日も読み捨てで十分だな」って安心するわけ。

たぶん、どんなに立派なことやすごいことが書かれていても、結論は同じなんだと思う。中身を確認しないと不安、というだけ。不安には根拠がないので、中身を見たら、それだけでホッとする。