よい入門書が増加傾向

書店でたくさんの本を手に取りつつ感じたことですが、最近、いい入門書が増えました。何より、ダメな本が刊行されなくなってきたのでは? ノマドワークスの新刊「これ一冊でわかる!!HTML+スタイルシート」は期待に違わず HTML を正しく使い CSS で装飾していく内容でした。そして、できるシリーズから「できるホームページHTML入門」が刊行されてから約半年で速効!図解シリーズから「速効!図解ホームページ作成 HTML&CSS編」が刊行されたのはビッグニュースでしょう。ようやく、時代が変わろうとしているのです。
速効!図解ホームページ作成 HTML&CSS編」についてちょっと補足しますと、この本は「HTML&CSSマスターブック―for Windows&Macintosh」の増補改訂版です(逆に削られたページもありますが……)。幸い、マスターブックは好評を博しました。売れているかどうかはわからないのですが、Amazon でたくさんの書評がつき、しかも平均値が高いのですから、少なくともネットではよく売れているのではないかと思います。見事に予想が当たり、とても嬉しかったです。書店で見つけたときには「やった〜!」と心の中でバンザイしました。Amazon で売れているだけでは、やっぱりダメでしょう。「できるホームページHTML入門」はネットでは概ね評判がいいと思いますが、他の会社がこれに続くのかどうか、祈るような思いでした。だから、「速効!図解ホームページ作成 HTML&CSS編」の発売には感激しました。
ちなみに著者の森理浩さんは毎日コミュニケーションズの編集者です。リスクを一人で背負ってマスターブックを出版し、さらにこうして看板シリーズからよい解説書を刊行された快挙に、惜しみない賛辞を送りたいと思います。今後のご活躍にも期待しております。